
当店・中津漆器店は銀の漆器を特徴としています。通常の細かい銀ではなく、粗い銀の粒を蒔き、磨いた上に”すきうるし”(透明な漆)で仕上げています。銀粒は金よりも硬いので、刀を研ぐ青砥で研がなければなりません。
  
   もちろん、輪島の真塗を炭で研ぎ、中塗漆をムラなく塗ってあります。そこに銀を蒔き、上塗りで埋めてから”青砥”で研ぎます。研ぐ角度、強さが、製品の面に対して
  一定でないと、銀がムラになって失敗してしまい、下の中塗りからやり直さなくてはなりません。
  
   その後、再度、炭で研ぎ、蒔絵師さんに蒔絵をしてもらって、透き漆で仕上げていきます。粗い銀粒は硬く磨くのが非常に難しく熟練がいります。各作品は足掛け何年もかかり、仕上げていきます。完成して5年、10年と年月が経つと、表面の漆を通して
  銀がゆっくりと酸化して金色に変化してきます。
  
   美智子様ご婚礼の際の銀の漆器による屠蘇器、浩宮さま元服の際の黒塗りの台
  などを手がけた当店ならではの技法、技術です。
  
   その他、品質、技術的に優れた輪島塗を厳選して販売しております。工芸品から
  実用品まで、是非ともごらんください。
   
   通信販売は積極的には行っておりません。できますれば、お近くで開催されます
  展示会にてお手にとってお確かめ頂きたいと考えております。触って頂き、その軽さ、温かみ、滑らかさを実感して頂くのが、なによりと思っております。
  
  

展示会時期については上記リンクで
  ご確認お願いします。


棗 蛍より 銀の地
本ホームページは当店が手がけた作品(一部委託を受けた商品)、そしてその技法の数々をご紹介したものです。最新の在庫、再製作の可否に関しましては、お手数ですが、お電話、FAX、メールにてご確認ください。その他、詳細は コンセプト、/お取引 のページご参照下さい。






最大対角 43.5cm高度な指物です
水差 武蔵野より
  年月により銀の地が金色に変わって
  きています。
どうぞ、お気軽にお電話/FAX/メール下さい。
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  (定休日不定期)
  展示会開催時はFAX/メールでお願いします。
  

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  (※→@に変えてください)
| Revision:2023年9月1日 | 
