縁部内側
縁部外側
現代では殆ど手に入らない大きな朴の木で直径約30cmありますが、驚くほど軽いです。
花びらの形状は、内側、外側とも上部から底部にかけて幅が狭くなっていますので、小さな鉋や小刀で仕上げなければできません。腕の良い木地師、指物師でなければ作ることはできません。現代では入手することは困難です。
もちろん、塗師の腕も良くなければ、このような指物に漆の下地、布着せを施すことはできません。
当店では、この菊鉢の指物を下地を施した状態で数点在庫しております。ご希望の色、デザインを承ります。
在庫限りですので、完売後は製作することはできません。
色は 洗朱(朱色)、溜色(下地に朱を塗り透き漆を塗ります。皇室で使われる色です。) があります。
是非、その細部をご覧下さい。
溜色は朱に塗った後透き漆を塗ります。
昔は皇室の色で天皇の自動車や列車は溜色でした。
本品は上塗りは朱と透き漆で2回重ねています。
直径26.2cm 高さ12cm
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花びらのエッジの部分には輪島の漆器のお約束である「布着せ・着せ物掛」(麻または寒冷紗の帯を被せるように貼ること)が施されていますが、中津漆器店の布着せは下に布が貼ってあることが分からないように段差を無くしてあります。
上下左右に曲線を持つエッジに布着せをすることは非常に難しく、また、その痕跡がなくなる処理をすることも難しい技術です。