鮮やかな色漆と金、金粒、螺鈿を使いメルヘンチックに表現されています。
色漆は人工的なものではなく、日本画に使われる岩絵の具を漆に混ぜて作られます。配合比はもちろんのこと、漆、湿度、乾く速度にもよって色合いが変わってしまうため非常に扱いが難しいものです。
滑らかに描かれた葡萄の蔓の筆運びも非常に高度なものです。
外国の方へのお土産などにも良いかもしれません。

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立ち上がり（蓋が嵌めあう側面の部分）にはやや密な金梨地、胴と蓋の内部には浅く金梨地が施されています。