指物(木を削る)ではなく、型に布、紙等を漆で重ね貼りして固めて作る”乾漆”によってできています。
立ち上がり(蓋の嵌めあう内側の部分)も乾漆で一体で作り上げています。
上から下に至るまでに幅が変わる花びらの曲面、そして、その裏面の起伏、それらを研炭で磨く技術も難しいものです。
現在、輪島ではこの技法が行える職人はいません。現品限りです。
乾漆:故 信田福弥 作 東京都上野美術館 三軌展評議員 受賞5回 選抜4回 入選21回
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蓋の内側、立ち上がり、内部には
薄く金が蒔いて研ぎ出ししてあります。
立ち上がり(蓋の嵌めあう内側の部分)
も乾漆で一体になっています。
めしべの部分には大粒の平置目
花びら(全体)には螺鈿、切り金が配置されています。